当園の目指す教育

教育内容「モンテッソーリ教育理論と体験に基づいて」

環境教育 自然体験プログラム

「生きる力を育む」ことを目的にした活動で、1年を通して四季折々の自然体験プログラムを実施しています。子どもたちが、実際に"いのち(自然の神秘)"にふれる多様な体験が提供されます。単なる"イベント"ではなく、モンテッソーリ理論に基づいた"体験"の場、教室で教具による活動で身につけていることを発揮できる場です。"センス・オブ・ワンダー"が、生きる力を育みます。

(1)自然体験プログラム導入の時期

 1990年代の文科省の文書に、「今日の幼児は、間接的な情報の氾濫の中で生活しているが、具体的生活体験が乏しく、それゆえ生きる力が弱まってきている」ことが盛んに指摘され始めました。折りしも群馬県生まれの園長(当時)が、自分の育った環境と比べた時に、三軒茶屋の子どもたちの自然環境が危機的であるとの思いを抱いていました。そこで、みょうじょう幼稚園は、都会の限られた環境の中でも、水稲、麦、芋、蚕などを育てる自然体験を取り入れた教育の試みを始めました。

(2)モンテッソーリ教育導入期

 みょうじょうの「自然体験・生活体験を大切にした教育」は、1999年にモンテッソーリ教育を導入したことで、よりその意義が明確になりました。
 「自分で(良い)生活ができるようになる」ということがモンテッソーリ教育の目指すところの一つであり、「ままごと遊び」ではなく、本物の食材、収穫物、道具を使って、「自分を創りあげる“おしごと”」を実践します。また、モンテッソーリ教育法の生活、感覚、数、言語そして文化の活動は、自然体験(環境教育)の中でより生き生きとに身に付くものです。

(3)「ロンゴの畑」と「キッチン」を整備

 モンテッソーリ教育の観点から自然体験を実践するために、教室以上に多様な提供(活動)が可能な実践の場として「ロンゴの畑」と「キッチン」を整えました。

「ロンゴの畑」

 鉄製総合遊具を取り壊して確保した4坪ほどの小さな畑。1年を通じて、季節の変化を見せてくれます。また、敷地内には、果樹(山桃、レモン、杏、イチジク、キューイフルーツ、ゆすら梅、枇杷、金柑、ポーポー、マルベリー、ジュンベリー、ブルーベリー、オリーブ、etc,…。)も、植えられ、食することができます。

「キッチン」

 遊戯室の一角に、フルオーダーメイドで設えられています。園で採れた野菜や果実を調理したり、バザーで販売するクッキー作りなども行います。

 実際に自分たちが育てた収穫物、園内で実ったものを食する体験は、都会の中では貴重な自然・生活体験です。

(4)Ubiカリタスクラスでの実践

 キッチンがその価値を発揮するのがubiカリタス・クラスです。年中・年長を対象に16名で降園後、2時間半。お茶のサービス、クッキング、会食、テーブルマナーと片付けを行います。単なる「調理実習」ではありません。カリタスでは、一人ひとりの存在を尊重し、秩序ある自由を与えます。お友達への配慮や気遣い、おもてなしの心を育めるように導きます。共に食べることを頂点に、その準備を心を込めて行い、その片付けをきちんとすることもあわせて、喜びと楽しみを共に味わいます。カリタスクラスは、モンテッソーリ教育の総合的体感実践の場となっています。
 カリタスクラスで身に付けたことが、日常の園生活、家庭生活に生かされていくことを目指し、少人数で、じっくりと取り組んでいます。

活動内容 お茶のサービス、クッキング、会食、テーブルマナーと片づけ
日  時 火曜、金曜クラス 14:00~16:15

身体を充分に使った運動

 幼児期の子どもは、自分の意志(内なる欲求)によって、体を目的に向かって動かすことを修得する時期にいます。走る、飛ぶ、はねる、回転するなど体全体で全力を出して、自由自在に使うことを日々の生活の中で体験する必要があります。

 当園では、土の園庭やロンゴ広場、ホールを使って体を動かし、随意筋肉を鍛える機会を充分もつよう配慮しています。また、専門の体育講師による指導を年中・年長児を対象に行っています。
うんてい

美術・音楽にふれる体験

 幼児期の子どもは、感じたこと、考えたことを言葉や絵画、工作などで表現し、伝え合うことを通して知的発達が促されます。

 音楽は子どもの内的欲求の現われでもあり、良い感性を育て、喜びだけでなく悲しみや痛みさえも受けとめて成長していくために、とても大切な役割を果たします。

 当園は、音楽への感性を自然に育んでいけるように園生活の中で、聴き、歌い、リズムを作る機会をもちます。また、専門の美術講師による指導により、みんなで協力して大きな作品を作りあげる横割り活動を通して協調性を育む機会をもつています。

国際性と社会性を養う体験

 閉ざされた環境や限定された人間関係は用事の発育を制限してしまうことがあります。カトリック幼稚園ではある当園はカトリックの国際性を生かすとともに、地域の子ども達の育成に奉仕している諸団体の善意ある方々(ボーイスカウト、ガールスカウト、みょうじょう子ども会)との多様な関わり、高齢者ホームや小学校訪問を通して開かれた社会性を育みます。

 また、外国人講師による英会話体験を年中・年長児を対象に行っています。
英会話の様子

◆フラーティ・バンビーニ◆

日本の伝統的な「横割り一斉教育法」は、「上下関係」の感覚を形成するのに対して、モンテッソーリ教育の「異年齢混合教育」は、「フラーティな関係性(水平な人間関係)」の感覚を子どもに与えます。
漠然とした不安や緊張感ある都会に暮らす子どもたちが、フランシスコのように自然に親しむ心、人とフェアーに関わる感覚を育めるようにと願い、季節の変化のあるロンゴ広場で、先生が決まったプログラムを提供するのではなく、ロンゴの砂場や遊具での「ごっこ遊び fantasy play」や「自由遊び(自主的な活動)」などを通して、お友達とゆったりとフラーティな関わりの時間を過ごします。
但し、夏の日差しの強い時期、冬の寒冷期、降雨時は園舎ホールで過ごします。
このクラスが、「子育て支援」の場ともなるように配慮しています。特にご家庭の事情やお母様の健康の問題などがあるときに、園がお子さんにゆったりと過ごす時間を提供できれば幸いです。
実施時間:14時より16時まで (2時間)
「ロンゴの砂場」の様子

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