当園の目指す教育

教育的配慮「理念の具体化のために」

ふさわしい教員の採用と育成

カトリック系教員養成機関やモンテッソーリ教員養成機関との関わりを通して、当園の教育方針を理解したふさわしい教員の採用と育成に心がけています。
当園の教師は、幼稚園教諭免許はもちろんのこと、モンテッソーリ教師としてのディプロマ(資格)も取得者であることが課せられています。

幼児の自発性を促す環境の設定

ふさわしい園庭遊具の設置、園舎内・教室の美化設備、教具や遊具の導入などを通して幼児が自然に自発性を発揮できる環境を設定することに心がけています。
各教室には、モンテッソーリ教具(日常生活、感覚、数、言語、文化)が適切に配置されています。
園庭は、鉄製遊具や三輪車、ボール、縄跳びなどを用いた体育的運動場。
ロンゴ広場は、砂場とクライミング遊具を中心にファンタジックな遊び場。
園舎南側の小さな畑、庭の花木や果樹により季節感を感じることが出来るように配慮しています。

縦割り(異年齢)クラスとティーム・ティーチング

当園では、縦(異年齢)クラスが生活の基本となります。子どもが多様な人間関係の中で社会性を身につけて成長し、小さい者を思いやる心、大きな者に憧れ習うことが自然に実現していきます。
また、教職員全員で園児一人ひとりを育てるという視点に立った「学年を超えたティーム保育」を実践しています。共同で保育を行い、幼児理解の情報を交換することで、全教職員が全園児の名前ばかりでなく性格や特徴までも把握し、一人ひとりのよさや可能性を広げる適切な援助をすることができます。

横割り(同学年)活動を通して育まれる協調性

当園の1年は、季節の色彩を取り入れた楽しい行事で織り成されいます。行事の準備は横割(同年齢)で取組みます。これらの行事は園児が「参加するもの、自ら作り上げて行くもの、ご家庭との絆を確認するもの」等、多様な形態を持っていますが、どの行事も集団との関わりの中で、幼児の自己実現が図られるような機会となることを目指しています。
幼児は横割活動の中で、同年齢の友達との関わり、交渉、分かち合いなどを通して協調性を身につけていきます。また、一緒に何かをやりどけようとする中で、責任を持とうとする気持ち、我慢することを学んでいきます。

専門家による指導

より豊かな学びや体験のために下記の分野の専門講師にご指導いただいています。
自然体験、歌唱指導、英会話指導、体育指導、美術指導

安全性への配慮

園児のセキュリティー対策として「学校110番システム」を導入し、警視庁通信指令本部に直通の非常ベルト直通電話を設置しています。また園舎内外に8箇所の防犯カメラを設置してモニタリングしています。2004年に実施した園舎の耐震診断(1次、2次)の結果、12ランク中最上のA1(耐震補強工事を必要としない。阪神大震災クラスの地震にも耐え得る)という評価をいただきました。また、吹き付けアスベストを施工していないことも確認されました。

幼児期特有の敏感期に応えるための入園前指導

幼児期の子どもは、発育における固有の敏感期を体験します。特に2歳前後に多感な時期を迎えます。この時期にモンテッソーリ教育理論に基づいた指導ができるように、入園前には全新入園児を対象にした「導入保育」を実施しています。

多彩な課外教室

降園後、有志による課外活動の機会を年中・年長児に提供しています。
ヤマハ音楽教室(月・金)
みょうじょうお絵書き(美術)教室(火)
英会話教室(水)
みょうじょう体操クラブ(木)

卒園後の絆

卒園すると、「みょうじょう子ども会」という有志の会に参加できます。
子ども会では軽井沢サマーキャンプ、春・秋お泊り会の他、以下のような活動をしています。
1. インターンシップ:小学校が代休等で休みの日に幼稚園にお手伝いに来る
2. 水曜広場:モンテッソーリ教育の継続を目的とするクラス
3. 土曜広場:毎週土曜午後2時?5時にアート、スポーツ、ドラマ、エイサーなどのワークショップを開催

カトリック三軒茶屋教会関係団体との協力

当園は、カトリック三軒茶屋教会の敷地内に活動拠点を置き、地域の子どもたちの育成に奉仕しているボーイスカウト世田谷第7団、ガールスカウト東京16団との協力関係にあります。
サマーフェスタを共済するとともに、園行事を内容豊かなものにするために惜しみないご協力を頂いております。小学校進学後、上記団体に参加している卒園生も大勢おります。

保護者(各家庭)との協力

子どもの情緒的な安定と円滑な園の運営のためには、保護者の協力が不可欠です。園の教育方針をよくご理解くださり、ご家庭におかれても同じような方針で子育てに取組んでいただければ、お子さんにとって心理的負担が少なく、かえって園での教育が有意義なものとなっていきます。
そこで、以下のことを保護者の方々にはお願いしております。

  1. 登降園児の送迎
    当園では送迎バスを使用せず、原則として保護者に園児の送迎をしていただきます。教師と保護者が毎日、そのひの子どもの様子を伝え合うことができ、家庭と園が連携して子どもの成長を見守り、その時に必要とされる教育的配慮をすることができます。
    * 登降園に自家用車をご利用になる場合は、園周辺の有料駐車場をご利用していただくなど、道路交通法を遵守していただきます。
  2. お弁当づくり(3才児は5月連休明けから1日保育になります)
    当園では、1日保育の日にはお弁当を持参していただきます。
    愛情のこもったお弁当を食べることで子どもたちは園生活の中でも母の存在を味わい、心のつながりを感じることが出来ます。また、子どもの体調と健康な食生活をよく理解している母親が作るお弁当こそ、安心していただくことが出来ます。
  3. 保護者会・クラス懇談会への出席
    各学期1回程度実施しています。
    小さなお子さんがいらっしゃる方は別室にて音声を聞いていただくことが出来ます。
  4. 園行事・大掃除の手伝い
    4月に園行事と大掃除の手伝いの分担を決めます。
    園行事とお掃除を年間で1回ずつ担当していただいております。
  5. 保護者間の適切な関わり
    子ども達が健やかに日々を過ごせるように、保護者同士が適切で配慮ある関係を持っていただくようご配慮をお願いしております。
  6. 園の保育を中心に
    ご家庭の教育方針により、習い事や小学校受験準備に取組まれる場合であっても、園の保育がないがしろにされたり、お子さんに過度の負担になってしまったり、規則正しい生活が崩れてしまったりする事のないよう、お願いをしております。

当園の目指す教育