FAQ

よくある質問

Q1. カトリックと今まで縁がなかった者ですが、入園や入園後の園生活に支障がありますか?
A1.  日本では、特に戦後、たくさんのカトリック修道会が福祉や教育の事業を担い、たくさんのカトリック幼稚園、学校が誕生し、現在に至っています。日本のカトリック信徒数は45万人ちょっとで、全人口の0.3%に過ぎない少数ですから、カトリック幼稚園や学校教育機関は信徒の子弟の教育のためというよりも、誰にでも開かれていることが特徴です。

 当園は、隣接するカトリック三軒茶屋教会の付属として、カトリックの聖フランシスコ修道会により設立されました。入園に際して、信仰の有無は問われませんが、当園の教育理念であるカトリックの人間観や園の宗教的な諸行事に対してご理解いただければ支障なくお子様も日々の園生活に慣れていかれることでしょう。
Q2. モンテッソーリ教育法の特徴はどんなところですか?
A2. 1. 選択の自由が与えられていること。
 園での生活の中に、自分がその日に取り組みたい活動を自分で選んで行う時間(自主活動の時間)があるということです。教室には園児の興味や敏感期に応えるためのたくさんの教具や教材が準備されています。教具は日常生活、感覚、数、言語、文化(地理、生物、音楽、その他)の5分野で、教室内の教具棚に整然と並べられています。
 自分で選んだものに集中してとりくむとき、心と身体が整った成長(正常化)が保たれます。
2. クラスが年少・年中・年長の異年齢児による縦割りクラスであることです。
Q3. 同じモンテッソーリ教育を導入されている幼稚園に、それぞれ違いがあるのはどうしてでしょうか?
A3.  モンテッソーリ教育法は、今から「約100年前」に、「イタリア」で、「子どもの家という形態」で実践された教育法です。これを、100年後の21世紀に、日本という文化の中で、しかも認可幼稚園という形態で実現しようとすれば、「解釈と適応(アダプテーション)」をしなくてはなりません。
 具体的には、モンテッソーリ教育法のどこにアクセントを置くか、幼稚園指導要領とのバランスをとりながら、各園それぞれが独自の「解釈と適応」を試みています。そこで違い、というか個性がでてくるのでしょう。
Q4. どんなタイプの子どもでもモンテッソーリ教育法は適しているのでしょうか?
A4.  マリア・モンテッソーリ博士はローマの貧民街と言われていた地区で、荒れていた子どもたちを集めて「子どもの家」を始めました。しばらくして逸脱していた子どもたちに変化がおこり見違えるように成長していったそうです。彼女の教育法は「モンテッソーリメソッド」として脚光を浴び、イタリアのみならず世界中に広がり、100年が経過しました。貧富の差、文化や宗教の違いを超えて、多くの子どもたちを成長させてきたこの教育法は確かな普遍性を有していると評価されています。

 しかし、その普遍性を有する教育法も、時代の変化や文化の相違を乗り越えために取捨選択される必要がありますし、日本のような「一斉・平等」の教育観が強い教育環境の中で実践する上では、現状に即した適応が試みられます。それゆえ、日本には二つと同じモンテッソーリ園がありません。それぞれに独自の個性や良さ、傾きを持っています。

 それゆえ、モンテッソーリ教育法は「どのお子様にも適している」と言えるでしょうが、「このモンテッソーリ園には向かない」という個々のお子様のケースは残念ながらありえます。

 また、都内の総合病院内子ども相談室の臨床心理士の先生は「多動傾向の強い子どもには、モンテッソーリ園を勧めない。なぜならば、その子らに対してモンテッソーリ環境が提供する“自由が大きすぎる”。その子らには、日本社会や小学校でやっていけるように“皆と同じことを同じように行う”訓練をさせることが大切である」という持論を相談に訪れた方におっしゃっておられます。

 入園前に、園の個性、独自の解釈と適応を見て、自分の教育観やお子様の個性と合わせて検討してみれば、ミスマッチは避けられるでしょう。
Q5. モンテッソーリ教育園は、室内活動が中心のような印象がありますが、運動や外遊びを充分させてもらえますか?
A5.  確かに、そのような印象を与えてしまっているモンテッソーリ園もあるようです。しかしながら、「自分の意志で自分の身体を、思いどおりに動せるようになること」が、幼児の発達であるとしたら、室内での活動と同様に戸外での活動も重要視すべきでしょう。

 当園では、体育的な運動ができる広い土のグランドの園庭とファンタジープレー(ごっこ遊び)を中心に自然体験もできるロンゴ広場、雨天時は園舎ホールを活用して充分に身体を動かす機会をもっています。
Q6. 幼児教育にとって縦割りクラスは妥当でしょうか?
A6.  近年、少子化により異年齢の子どもとの交わりの機会が激減してしまったこともあり、「縦割り活動」の重要性が再認識されてきています。しかし、幼稚園(保育園)で縦割り活動を行おうとした場合、多くの困難がありうまくいかないのが現状でしょう。幼児期にとって1年の月齢の開きは身体の発育面でも大きな差があり、3才児から5歳児が同じ活動(制作や運動など)を行うことは難しいこ
とです。

 モンテッソーリ教育で言うところの「縦割り」とは、「生活環境」が縦割りということです。同じ活動を異年齢ですることを意味していません。活動はそれぞれ個別に自分の出来ることしたいことを行っており、子どもが生活している環境(クラス)が縦割りなのです。
Q7. 日本の小学校は、横割り一斉教育のままですが、モンテッソーリ教育を受けた子どもは、小学校で順応できるのでしょうか?
A7.  日本にモンテッソーリ教育が導入された時期は、高度成長期のただ中で1学年7クラス、1クラスに40人以上の子どもがいるような、一斉教育全盛期でしたから、モンテッソーリ教育を受けた子どもたちも小学校で、不自由な思いをしたことでしょう。しかしながら、今日では、自分で学ぶ自主性が評価されるような環境に変わりました。

 当園では、小学校入学を視野に入れ、縦割りクラスを基本としつつも、年長児は同学年で行う横割り活動にも時間を充分あてていきます。みんなで、同じことを、同じように協力して行うという一斉活動の楽しみを体験することで、小学校での生活への導入としています。
Q8. 入園面接にあたり、何か特別な準備が必要でしょうか?
A8. 入園前に幼児教室に通わせたり、特別な受験準備を行ったりする必要はありません。
Q9. 園バスはありますか? 自家用車での送迎はできますか?
A9.  当園では、通園バスでの送迎は行っておりませんので、ほとんどのお子様が保護者の方と徒歩か自転車で登園します。周囲の道路は駐車禁止となっておりますので、自動車での送迎に際しては、近隣に点在するコインパーキング等をご利用いただいております。
Q10. 預かり保育を行っていますか?
A10.  降園後の預かり保育は行っておりませんので、1日保育の日は14時、半日保育の日は11時45分に降園となります。降園後は、フラーティーバンビーニクラスのほか、年中・年長児を対象に課外教室があり、それらに参加されるお子様は、それぞれの終了時間まで園で過ごしています。
Q11. 小学校受験に対する指導ありますか?
A11.  「モンテッソーリ教育を受けている子どもは、小学校受験に有利だ」という評価があるようです。当園では小学校受験を意識して指導をすることはありません。モンテッソーリ教育の手先を使う活動。感覚や数、言語教育。生物・地理・歴史・音楽などの文化教育は、子どもの知的好奇心に応え、それを育むことになり、生涯を通じての「学び」を身に付けることができます。この時期に、人生を「幸せに生きる種」をすべての園児が育むことが出来るようにと願って、そこに力を注いでおります。
Q12. 園児数、クラス数、教職員数はどのような状況でしょうか?
A12.  縦割り(異年齢混合)4クラス、横割り活動時には6クラス。
 3年間一貫教育ですが毎年クラス編成を行います。
 各クラスを担任教諭1名と担任補佐教諭1名の2名によるティーム・ティーチングですから、クラス担当教諭は計10名。
 園長、教頭、宗教主事(チャプレン)、エンジェルクラス担当教諭が各1名。他に事務系職員がおります。
Q13. 入園の際に、また月々、どのくらいの費用がかかりますか?
A13.  入園手続き時に入園料17万円と設備費5万円を納付していただきます。
入園料補助金により、世田谷区在住の方は9万円の補助を受けることができます。

入園後の保育料月額は保育料30,000円・教材費4,500円・冷暖房費1,500円の計36,000円です。
保護者補助金の給付により、世田谷区在住の方は補助月額29,500円が代理受領にて適用され、園への納入月額は6,500円です。
目黒区在住の方の補助月額は31,800円以上ですが償還払いの為、園には全額納入になります。
※お住まいの区やそれぞれの世帯状況に応じて補助額が異なります。